6/15 給食の話

お腹がすくと食べ物のことばかり考えてしまいます。焼きたてのパンやパパがたまに作ってくれるスクランブルエッグ、もちもちのうどんに半熟卵。高校生になってから食べることが大好きになりました。

小中学生の時は給食の時間が苦痛でしかたなかったです。食が細くて食べるのも遅くて、それは今でも変わらないけど…。昼放課になってみんなが遊んでいる中、私は机に座って減らない給食を睨みつけていました。

あんなに大嫌いだったのにふと給食のことを思い出す時があります。
小さなアルファベットの形のマカロニが浮かんだミネストローネにパサついたコッペパンを浸して食べたこと、甘いお出汁で煮たきつねもち、クリスマスにはショートケーキとクリスピーチキン。
色とりどりのゼリーが入ったフルーツポンチが出たときはどの色から食べようか本気で悩みました。
冷凍みかんや七夕ゼリーは私が食べる頃には完全に解凍されてて、みんなみたいにシャリシャリの状態で食べてみたかったな。
遠くの席で昼放課、残って給食を食べていたあの子とお互い頑張ろうねと目配せをしたこと。
ソフト麺を半分こしてくれたり、先生にばれないように牛乳を飲んでくれたあの子は元気にしてるかな。

あんなに嫌いだったはずなのに思い出すのは楽しかったことばかり。意外と私は給食の時間を楽しんでいたのかもしれません。